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(b) 有機結晶が超塑性により大変形する様子. 数字は歪みの大きさ. (c) 超塑性変形時の分子の動き. (図2)(a) 双晶結晶の超塑性変形の様子. (b) 超塑性変形時の層のすべりに伴う双晶の解消と単結晶性回復(固相再結晶)の機構. 今後の展開 本研究から、単純な有機化合物結晶で超塑性を発現できることが明らかとなりました。結晶性に基づく特性を維持しつつ多層すべりによる大きな変形を可能にするこの固体変形特性は、結晶性に由来する様々な機能性をもつ有機固体に新たな成形性・加工性を付与するものとして、今後、基礎および応用研究への更なる展開が期待されます。 用語説明 *1 超塑性:引っ張りによって固体がネッキングを示すことなく数百%以上の歪みにまで変形できる固体変形特性を示す言葉。通常は加熱下で行われるものであり、成形困難な金属材料の加工成形法として実用上の有用性の高い固体変形特性を指す。金属材料の超塑性変形の機構は多結晶体における粒界すべりによって引き起こされると考えられているが、本論文の結果は純粋な単結晶体における超塑性現象であり、これまでの超塑性とは全く機構が異なるものである。展性・延性の極めて乏しいと思われていたもろい有機化合物の分子性固体において見出された超塑性変形性を “有機超塑性”と我々は本論文で呼んでいる。 *2 超弾性:機械的負荷によって結晶構造の変化ないしは応力誘起ドメインの配向変化を介して固体が変形し、復元力を発生して自発的に元の形状に戻る現象。形状記憶合金の形状復元機構として知られる物理特性。特殊な合金でのみ知られる形状復元性であったが、2014年に有機化合物の分子性結晶でも発現が確認され、我々は“有機超弾性”[1]と呼んでいる。 *3   強弾性:機械的負荷によって配向ないしは固体構造の異なる応力誘起ドメインが生成し、厳密な変形可逆性を有する自発歪みを示す現象。主に金属材料で知られていた特性。分子からなる固体では、分子構造変化等を伴う強弾性が生じうるが、2017年に我々は “有機強弾性”の概念を提案した。[5]   掲載論文 Superplasticity in an organic crystal S. Takamizawa, Y. Takasaki, T. Sasaki, N. Ozaki Nature Communications, 2018, 9, 3984 https://doi.org/10.1038/s41467-018-06431-7 参考文献 [1]S. Takamizawa, Y. Miyamoto, Angew. Chem. Int. Ed., 53, 6970-6973 (2014). [Highlighted in Nature] (プレスリリース:https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/20140520_3.html) [2]S. Takamizawa, Y. Takasaki, Angew. Chem. Int. Ed., 54, 4815-4817(2015). [3]Y. Takasaki, S. Takamizawa, Nature Communications, 6, 8934 (2015). (プレスリリース:https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/20151117_3.html) [4]S. Takamizawa, Y. Takasaki, Chemical Science, 7, 1527-1534 (2016). (プレスリリース:https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/20151127.html) [5]S. H. Mir, Y. Takasaki, E. R. Engel, S. Takamizawa, Angew. Chem. Int. Ed., 56, 15882-15885 (2017). [6]E. R. Engel, S. Takamizawa, Angew. Chem. Int. Ed., 57, 11888-11892 (2018). ※本研究は、『Nature Communications』に掲載されました。(9月28日オンライン) https://doi.org/10.1038/s41467-018-06431-7 またハイライト論文(Organic Chemistry and Chemical Biology部門)として選出されています。 https://www.nature.com/ncomms/editorshighlights  (https://www.nature.com/collections/wdzvyhgxft/content/johannes-kreutzer) ※本研究は、横浜市立大学と地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)の戦略的研究シーズ育成事業による共同研究の成果となります。また、横浜市立大学学長裁量事業 戦略的研究推進事業「研究開発プロジェクト(SK2810)」 、JSPS科研費(新学術領域「ソフトクリスタル」(JP17H06368))、JSPS科研費(挑戦的研究(萌芽)(JP17K19143))、スズキ財団(課題提案型研究助成)の援助により行われました。   掲載論文 記者発表資料 (研究内容に関するお問い合わせ) 公立大学法人横浜市立大学 大学院生命ナノシステム科学研究科 物質システム科学専攻 教授 高見澤 聡 TEL:045-787-2187 E-Mail:[email protected] 研究室HP:http://nanochem.sci.yokohama-cu.ac.jp/ (プレスリリースに関するお問い合わせ、取材対応窓口、資料請求等) 研究企画・産学連携推進課長 渡邊 誠 TEL:045-787-2510 E-Mail:[email protected] Tweet HOME ニュース一覧 有機超塑性現象を発見~『Nature Communications』に掲載~ facebook twitter instagram youtube SNS一覧 YCUについて 大学紹介 法人情報 大学の取り組み 大学への寄付 学術院 100周年記念事業 大学の情報公開 研究・産学連携 研究・産学連携推進センター 研究ポリシー 知的財産・特許 学内の研究者の方へ(学内向け) 研究者データベース サイトマップ 学部・大学院 YCUの教養教育 国際教養学部 国際商学部 理学部 データサイエンス学部 医学部医学科 医学部看護学科 都市社会文化研究科 国際マネジメント研究科 生命ナノシステム科学研究科 生命医科学研究科 データサイエンス研究科 医学研究科医科学専攻 医学研究科看護学専攻 学生生活 奨学金・減免 部活・サークル ヨコ知リ ボランティア支援室 国際交流・留学 地域貢献センター 受験生の方へ 入試情報 イベント・説明会 大学院受験 大学院入試情報 キャリア・就職 キャリア支援センター 採用情報 お問い合わせ マスメディアの方へ 一般の方へ バナー広告募集 関連サイト 関連施設 附属病院 附属市民総合医療センター 学術情報センター(図書館) 先端医科学研究センター 木原生物学研究所 このサイトについて プライバシーポリシー Copyright© Yokohama City University. 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